Unityを利用したHoloLensアプリ実行とか
公式サイト(参考サイト)の内容を一通りやってみたので、注意した点について。あと、エミュレーター上での動画像の保存についてなんかも。
参考サイト
Unityを利用したアプリ実行の流れ
Unityを利用したHoloLensアプリ実行の流れは、ざっくりと下記のとおり。
- Unityでプロジェクトを作成
- UnityでVisua Studio向けのプロジェクトをビルドする
(Visual Studio用にエクスポート) - Visual Studioで2.にてビルドされたプロジェクトを開いて実行
今回は、2.のビルド以降で注意した点についてまとめてみた。
ビルドする際の注意点(エクスポート時の注意点)
パフォーマンスのセッティング
HoloLensでは高フレームレートの維持が重要となるため、
Unityのメニューバーより、Edit > Project Settings > Qualityを選択し、
Windows Store Appの項目をFastestにセットする。
ビルドのセッティング
ビルドのセッティング内容は下図のように設定。
プラットフォームはWindows Storeを選択。
SDKはUniversal 10とし、Build Type はD3Dを選択する。
また、Unity C# Projects項目へのチェックを行う。
プレイヤーセッティング
ビルドするアプリをホログラフィックアプリとして認識させるために、Player Settingsの項目を設定する。
UnityのメニューバーよりEdit > Project Settings > Player
もしくは
Build Settingsウィンドウ内のPlayer SettingsボタンからPlayer Settingsを開き
Settings for Windows StoreタブのOther Settings グループ内Renderingに属するVirtual Reality Supported にチェックを入れる。
Virtual Reality SDKには”Windows Holographic”を指定する。
この設定を行わないとHoloLens上で2Dアプリとして扱われてしまう。
Virtual Reality Supported について
参考サイトの内容を実施する際、Virtual Reality Supportedにチェックを入れ忘れたことがあった。せっかくなのでそれぞれの結果を掲載。
・チェックを入れた場合
(操作がおぼつかないのはご容赦下さい。。。)
HoloLens Academy 101e Chapter1 Test
・チェックを入れなかった場合
正面
側面
背面
上記のような感じで2Dアプリとして扱われる。
以上がビルドの際に注意した点。
Visual Studioで実行する際の注意点
UnityでビルドしたプロジェクトをVisual Sudioで実行する際は下記に注意した。
以上がUnityを利用したHoloLensアプリ実行について。
以降はエミュレーターを利用した動画像の保存について
エミュレーターでの動画像の保存方法
上記で掲載した画像や動画については、エミュレーターのデバイスポータルのMixed Reality Captureのページで取得した。
※Live Previewを選択したときに再生されないのはエミュレーターだからなのか、端末の設定に不備があるのか不明。(他の方はどうなんだろうか?)
画像(スクリーンショット)の保存
当ページの「Take Photo」をクリックして、現在エミュレーターに表示されている画像を保存する。
動画の保存
当ページの「Record」をクリックして録画を開始する。録画を停止するには、再度「Record」をクリックする。
取得した画像と動画は次のように一覧として表示される。
ファイルをローカルに保存したい場合は、ファイル一覧の各ファイルのSaveアイコンをクリック。削除したい場合は各ファイルのDeleteアイコンをクリック。
※エミュレーターを終了するとローカルに保存されていない画像や動画は削除されてしまうので注意。
このあとは?
HoloLensのインプットはGGVが基本らしい。
GGVってなに?っていうとGaze、Gesture、Voiceの頭文字だそうな。
GestureとVoiceはまぁわかるけれど、Gazeがいまいちしっくりこなかったので、ドキュメントをじっくり読んでみよう。
※Gazeはニュアンスでとらえた方が楽なのかな?